・東芝の設備は古く、今後は莫大(ばくだい)投資が必要となる。耐えうる資金力があるか ・東芝メモリの技術を最大限引き出すことができる能力が経営陣や幹部にあるか ・DRAMとNEW MEMORYを(東芝メモリ最大の商品である)NANDと納品して欲しいというニーズが高まっており、これらをもっているか ・事業が重複していればいるほど買収企業の色に染められ、大量のリストラが断行される。東芝メモリがイニシアティブを握ることはできるか など、多くの項目を検討すべきであるが、加えて、買収企業がある国と日本との経済の結びつき、国民感情、政治関係なども定量的に考える必要がある。 独占交渉権を要求しているウエスタンデジタルをこの項目に照らし合わせてみると、資金力に欠けるため、今後投資できる体力がなく、東芝メモリと事業が重複しているため、大量にリストラを行う可能性が高い。DRAMもNEW MEMORYもないため、