部活動の負担が生徒、教職員ともに重くなっているとして、川崎市教育委員会は今月、「1週間に少なくとも1日の休養日設定」などを各市立中学校に求める方針だ。市教委は部活動の教育的意義を認めつつ、行きすぎた指導や勝利至上主義に偏ると「様々な無理や弊害をうむ可能性がある」と判断。運営の適正化を進める。 市教委によると、各校には、ほかに「学校や部活動ごとに週の休養日以外の『ノー部活動デー』を月の予定に設ける」「朝練習をする場合、生徒、家庭、教職員の過度の負担とならないよう計画的に行う」ことを求める。朝練については、平日は原則午前7時半以降に始め、7日間連続させないよう依頼する。 市教委は昨年度、市立中の2年生や教職員らを対象に調査を実施。生徒や教職員の3割弱が週に7日間、部活動をしていた。また、教職員の4割強が、日常の部活動の指導を負担に感じていると回答。さらに、教職員の約半数が「担当している部活動の