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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (3)

  • 他人を見下す若者たち | 5号館を出て

    今頃と言われてしまうかもしれませんが、先週からお風呂図書館(もちろん自宅です)の中で読んでいた「他人を見下す若者たち」を読了しました。 なかなか、おもしろかったです 少し前まで私が考えていたことは、今の若者たちは実際に自分を試すことから逃げており、逃げている間はまだ試されていないわけですから、論理的には「自分には無限の可能性がある」と思うことも可能なわけで、その状態(昔ならば執行猶予と言っていたのでしょうが)をできるだけ長く続けようとしているのではないかということでした。 それはおそらく、こので「仮想的有能感」という概念で語られていることと似たようなことだと感じました。つまり、確かにこのの著者のいうような傾向は私が接している若者たちに広がっていると言って良いと思います。 しかし、今やそれは若者たちだけのことではなく、その気持ちのまま年を重ねた「おとな」もたくさんいる時代になってしまっ

    他人を見下す若者たち | 5号館を出て
  • 博士派遣社員 | 5号館を出て

    ここ数日、二つの論文を前に考え込んでいました。 2006.11.25 「博士と派遣とベンチャーと」 ドクター問題その後(3): 日の研究者養成システムは既に崩壊している 前者は、言わずとしれた博士の生き方のトリムさんが書かれたもので、「博士課程修了者に対して派遣社員になることを大学・研究機関が勧め」始めた現状を、悲観し憤っているものです。 確かに私のまわりでも、派遣業者が学卒者や修士だけではなく、博士にも声をかているのことは、それほど珍しいことでもなく見聞きするようになってきました。トリムさんは、博士人が派遣を選ぶというならともかく、大学がやるようになったらもうそれは「自らの教育というものが、お金をかけたにもかかわらずその程度の価値しか与えられなかったと認めるようなものではないのか」と非難しています。 もしも、博士号取得者の扱いに対して、派遣に渡すという選択肢しか示せないのであれば、彼

    博士派遣社員 | 5号館を出て
  • 遺伝子導入によって作られたクローン性万能細胞 | 5号館を出て

    昨日、各紙で大々的に報道されたのでご覧になった方も多いと思いますが、京都大学の研究者がマウスの尾からとった皮膚(繊維芽)細胞に4つの遺伝子を導入して、どんな細胞にでもなれる未分化な細胞へと誘導することに成功したとのことです。 アイディア自体は大学生でも思いつくようなもので、哺乳類の胚を壊して取り出したどんなものにでも分化できる幹細胞(ES細胞)で働いている遺伝子を、分化した皮膚の細胞に導入したのです。ES細胞で働いている代表的な遺伝子は24あるようなのですが、それを全部入れたのではなく(おそらく、そうした試みをやった研究者はたくさんいるはずです)そのうちから特定の4つを入れたものがそういう性質を持つことがわかったというところがすごい発見です。 まだ当にES細胞と同じ細胞になったというところまで詳しく調べていないのかもしれませんが、マウスの皮下に注射するといろいろな種類の細胞を含んだがん(

    遺伝子導入によって作られたクローン性万能細胞 | 5号館を出て
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