機体を運航するのはスコットランドの航空会社、ローガンエア。目の前でパイロットが操縦桿を握る/Barry Neild/CNN (CNN) 乗客のすぐ前に座るパイロットが手を伸ばし、エンジンを始動するためのスイッチを入れると、左右どちらの窓からも見える2枚のプロペラが大きな音を立てて回りだす。 その小型機は、砂利の滑走路を数百メートル滑走し、パイロットが操縦桿(かん)を引くと大空に舞い上がった。眼下では、地面が徐々に見えなくなり、代わってアクアマリンの海が現れた。 スコットランドの航空会社ローガンエアのLM711便は、非常に快適な体験とは言い難い。 フォルクスワーゲン(VW)のキャンピングカーほどの広さの狭いキャビンに8人の乗客が押し込まれ、エンジン音も絶え間なく続く。また機内設備もなく、トイレに行きたくなっても足を組んで我慢するしかない。足を組めるだけのスペースがあればの話だが。 さらにこの