国民の健康志向の高まりや、値上げなどで販売本数が減っているため、過当競争を避ける狙いで、出店規制の見直しは16年ぶり。新規出店するコンビニなどがたばこを売ることは難しくなる。 たばこ事業法では、たばこを売る小売店を新たに出店する場合は、既存の販売店と一定の距離を置くことを条件としている。例えば繁華街では、25~100メートル離れていなければならない。ただ、既存店の販売本数が月平均4万本未満の場合は、この「距離規制」は適用しない。 今回の見直しでは、既存店の販売本数の基準を引き下げ、新規出店の条件を厳しくする。繁華街では、月4万本を2万4000本に、市街地は月2万5000本を1万5000本にする。