東京大学地震研究所の古村孝志教授は、「今回の地震は震源の深さが10キロと浅く、地震の規模としてはそれほど大きくはないが、都市部の真下で起きたことにより、現地では突き上げるような強い揺れになったのではないか。震源が浅い地震の場合は余震が続くことが多いため少なくとも今後1週間程度は震度6弱程度の揺れを伴う地震に注意してほしい。また、熊本地震のように後から規模の大きな地震が起きたケースもあるため念のため注意してほしい」と述べました。 地震の活断層に詳しい東北大学の遠田晋次教授は、「大阪北部や京都南部は、ふだんから小さい地震はある地域だが、マグニチュード6クラスの地震が起きるのはまれだ。震源が浅かったために局所的に激しい揺れとなったと考えられる」と述べました。 そのうえで、「大阪を南北に伸び、大地震を引き起こすと想定されている『上町断層帯』がずれ動いたかどうかは現時点ではわからないが、断層帯の北端