認知症になっても、住み慣れた場所で希望を持って暮らし続ける。家族や地域、企業が「自分事」として支える。認知症基本法が施行された今年、そんな新しい社会への取り組みを追います。 連載「認知症と生きる・新しい社会へ」は全8回です 初回 仲間がいる「忘れても大丈夫」 第2回 地域でケア、ある町の挑戦 第3回 「カモリスト」を逆手に 第4回 成年後見と個人の尊厳 第5回 レカネマブは福音をもたらすか 第6回 診断・予防の最前線 第7回 認知症市場に注がれる視線 第8回 ビジネスケアラーに支援を 「いつも新鮮な気持ちで過ごせますよ」。認知症の高齢女性に声をかけるのは、アルツハイマー型認知症の春原治子(すのはら・はるこ)さん(80)=長野県上田市=だ。6年前に診断され、認知機能の低下などが徐々に進み言葉が詰まりやすくなった。だが、おしゃべり好きな性格は変わらず、認知症サロンでの相談役や年30回以上の講演
