今でこそ精神科病院の検索はネットで行うのが主流かもしれないが、かつては紙媒体による案内(パンフレット)が重要な役割を果たしていたに違いない。 先日、東京の精神科の某病院を訪れた際に、そこで勤務する旧知の方から宇都宮病院の昔の「入院案内」を見せてもらった。 周知のごとく、栃木県の宇都宮病院といえば、昭和59年の朝日新聞のキャンペーン「宇都宮病院事件」の舞台となり、看護職員による患者リンチ死事件で知られる「悪名高き」精神病院である(少なくとも「かつては」と言うべきか)。 そういう目でこの「入院案内」を見ると、それなりの感慨もある。 よく保存されていたものである。 三つ折りの病院案内の裏側(というか内側)の上部三分の一くらいは、以下のようになっている。 それによると、 directed by Dr. T. Hirahata Dr. B. Ishikawa の下にスタンプで、 顧問 秋元波留夫 顧