TV版Zガンダムのラストで、カミーユの精神が崩壊してしまうのは、一般的にはフォウやロザミアの死の影響も含め、戦いの中で肥大化させたニュータイプ能力が失われていく命を感知し、カミーユの精神が磨耗させれた状態で最後にシロッコが一押しをしたことによる、という感じで認識されているんじゃないかと思います。 しかし以前の考察で改めてZガンダムの物語を確認した事で、どうもそういうことではなさそうだ、ということに気づきました。 そもそも、カミーユが決定的に変調をきたしているように描かれたのは、47話「宇宙の渦」からです。実はこの話は前話から話が飛んでいて、ゼダンの門をアクシズが破壊した後、メラニーがハマーンに直接会いに行ったという描写で終わった前話に対し、いきなりアクシズが制圧しているコロニーレーザーを奪いに行く話から始まります。その過程はすっ飛んでおり、一体どういう経緯でアクシズとの同盟が決裂し、エゥー