植物がほとんど生育しない砂漠。降水量が多く、水資源が比較的豊かな日本で暮らしていると、目にする機会はほとんどありません。しかし、国土地理院が制作している地図を見ると、国内にも1カ所だけ砂漠があるとか。 今回は東京都にある「裏砂漠」の雑学をご紹介します。 マンガをまとめて読む 解説 “東京都の砂漠”があるのは都心部ではなく、離島の伊豆大島。島中央にある三原山の東側に位置し、「裏砂漠」と呼ばれています。ここは国土地理院による地図上で、「砂漠」と表記されている日本で唯一の場所なのだとか。Googleマップ上でも、植物がまばらで、黒い地面がむき出しになっていることが確認できます。 このような景観が生まれた原因は、三原山の火山活動。伊豆大島の風向きは安定しており、北東、西南西の風が多いのですが、その風下にあたる地域では、種子が定着しにくかったり、有毒なガスを含む噴煙が流れてきたりするため、植物が育ち