読売新聞の記事によると、火星探査車スピリットが、また1つ大きな発見をしたようだ(NASAプレスリリース:Mars Rover Spirit Unearths Surprise Evidence of Wetter Past)。3年半にわたって火星探査を続けているスピリットは、6つある車輪の1つが故障し、それを引きずりながら移動する苦しい状態。だが、車輪を引きずってできた深い溝から、二酸化ケイ素が検出されたのだ。 土壌に含まれる二酸化ケイ素の濃度は90%もあり、温泉のような環境や、火山性の活動によって酸性の蒸気と土が反応したためではないかと考えられている。スピリット着陸直後に報じられた「Spiritも水の証拠を発見」に続き、火星にかつて水があった証拠がもう一つ加わったことになる。