NGOピースボートが企画する「地球一周の船旅」に“異変”が起きている。若者が中心だった乗客は、今やシニア層が圧倒。国内客船が世界を巡るクルーズを手控える中、比較的手頃なピースボートの旅に流れ込んでいる。「一生に一度の夢」だった船旅に魅せられ、リピーターとなる人も増えているという。 9日午前、横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナル。ピースボートがチャーターした客船「オーシャン・ドリーム」(3万5265トン)が93回目の「地球一周の船旅」に出航した。色とりどりの紙テープが舞う中、デッキに集まった乗客は白髪の男女がひときわ多かった。ピースボート事務局(東京都新宿区)によると、乗客約950人のほとんどをシニア層が占める。 かつての中心だった若者層は横ばい傾向で、150~200人程度で推移。代わって増えたのが定年退職を迎えた60歳以上の中高年だ。今回は南極遊覧を含めた南半球を巡る104日間
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く