香港に新設された美術館「M+」に展示された中国人アーティスト、艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏の作品(手前、2021年11月11日撮影)。(c)ISAAC LAWRENCE / AFP 【11月12日 AFP】香港で12日、現代美術館「M+」が開館した。しかし、反体制派アーティスト、艾未未(アイ・ウェイウェイ、Ai Weiwei)氏が北京の天安門広場(Tiananmen Square)などで中指を立てた一連の作品は展示されず、当局による検閲で香港における表現の自由が失われつつあることが浮き彫りになった。 M+はビクトリア・ハーバー(Victoria Harbour)沿いの文化地区に位置し、広さは6万5000平方メートル。英国のテート・モダン(Tate Modern)や米ニューヨーク近代美術館(MoMA)などに匹敵する美術館を目指し開設された。 しかし、コレクションの一部である艾氏の「中指シリ