ルートヴィッヒ・ボルツマンの墓碑(オーストリア、ウィーン) H定理(エイチていり、英: H-theorem)とは、理想気体のエントロピーが不可逆過程では増大することを示す統計力学の定理。すなわち、熱力学第二法則を分子論的に説明するものである。1872年、ルートヴィッヒ・ボルツマンがボルツマン方程式の考察から導いた。 H定理は、微視的には可逆(時間反転可能)な力学的過程からエントロピー増大則を導くということで、その正当性について数多く議論がなされてきた。力学からの不可逆性の導出に関しては、H定理以外にも多くの試みがなされているが、現在もなお物理学の未解決問題の一つと考えられている。 なお、この定理は現在ではエイチ定理と呼ばれるが、H はラテン文字のエイチではなくギリシャ文字 η (イータ)の大文字である、とする意見もある[1]。 H という量は、速度空間上の積分 ここで P(v) は粒子の速
上田 睆亮(うえだ よしすけ、Ueda Yoshisuke, 1936年12月23日 - )は、日本の電気工学者、物理学者、応用数学者。京都大学名誉教授。 兵庫県出身[1]。1959年、京都大学工学部電気工学科卒業。同大学院修了。京都大学工学部助手、助教授、教授を経て、2007年3月公立はこだて未来大学教授を退官。弟子には赤松則男、稲垣耕作らがいる。2017年4月、瑞宝中綬章を受章。 博士課程に在学中の1961年11月27日に、世界で初めて物理現象としてのカオス現象を発見した。これは、電気回路の周波数引き込み現象を記述する非線型常微分方程式のアナログコンピュータシミュレーションにおいて得られた結果であり、この方程式には平衡解とリミットサイクル振動の解しかないと思われていた従来の常識を覆すものであった。 しかし、指導教官であった林千博(後に日本学士院賞を受賞)をはじめとした当時の日本の研究者
究極の物理勉強法~たとえ話と微積分で高校物理が楽しくなる物理の予備校講師で『微積で楽しく高校物理が分かる本』の著者の田原真人が、物理の学び方のコツを紹介。物理が分からない人は、公式を丸暗記するのを止めて、解法体系を学びましょう。必ず道が開けてきますよ。 田原です。 いつもありがとうございます。 僕は、大学院時代に複雑系の物理、生物物理を研究していました。 今、システム生物学と呼ばれているものに近いです。 そこで、生きている状態というものを、数理的に理解することに取り組んでいました。 当時、僕が、理解したかったことは、生物が持っている 「あるルールに従いながらも、そのルールがうまくいかないときに、それを放棄して、新しいルールに移行することができる仕組み」 です。 テントウムシを指に這わせると、「上向きに歩く」というルールに従って、どんどん指を登っていきます。 そして、頂点に達したとき、「上向
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