創業200年という老舗の京都の油専門店、山中油店さん。堀川通りから下立売に入った小さな通りにひっそりと佇ずむ店構えは赴きがあり、ふと足を踏み入れたくなりました。 訪れた日は少し前。2021年も開けてまだ寒い2月半ばごろ。その日はお天気も良かったので思い立って途中越えで京都までドライブに出掛けたときに立ち寄りました。 もくじ 創業200年の油専門店 『山中油店』 我が家のキッチンに仲間入りした油たち 創業200年の油専門店 『山中油店』 もともとは建築用の油を売っていたのが始まりだったそうで、現在でも塗装用の自然素材の油も販売されています。荏油(えゆ)、桐油(きりゆ)、亜麻仁油(あまにゆ)、くるみ油 などの乾性油を使用するそうです。なんとも贅沢! また、自然塗料として、柿渋やべんがらも販売されていました。 艶出しや手入れには、木にしみ込む菜種油や椿油を使うそうです。 乾性油は木の表面で固まる