ケータイやスマートフォンといったモバイル端末の普及に伴って、ソーシャルゲームが急激な広がりを見せ、グリーやディー・エヌ・エー(以下、DeNA)といったゲームメーカーが驚異的なスピードで成長しました。ところが、ここ最近は、子どもの高額課金問題やコンプガチャ(アイテム課金の仕組みの一つ)の規制などによって、その勢いが衰えつつあると感じます。ソーシャルゲームのテレビCMも、以前より頻度が落ちた印象があります。 ソーシャルゲーム業界を牽引してきたグリーとDeNAは、今、どのような経営状況なのでしょうか。現状と先行きを探るため、この2社の分析を行います。 業績は右肩下がりだが、依然グリーは超優良企業 昨年(2013年)10月、グリーは約200人の希望退職者を募集しました。業績の悪化が止まらず、ついにコストカットに乗り出したのです。 平成26年6月期 第2四半期決算(2013年7〜12月)を見てくださ