ジェフ千葉で展開されたオシム監督のサッカーの特徴をひとことで表現すれば、「リスクを冒す」ということ 【写真:アフロスポーツ】 ジェフユナイテッド市原(当時、05年からジェフユナイテッド千葉)で展開されたイビチャ・オシム監督(2003年〜06年7月まで在任)のサッカーの特徴をひとことで表現すれば、「リスクを冒すサッカー」になると思う。 1958年ワールドカップ(W杯)でブラジルが初優勝したときのMVP、ジジは「サッカーは寸法の足らない毛布」と言った。足下に下ろせば上半身が出てしまう、頭からかぶると足下が寒い。攻撃と守備のバランスをとるのは難しい、いや完全なバランスなどないという喩(たと)えである。 多くのチームはバランスの重心を守備寄りにとる。つまり、まず失点しないことを優先し、攻撃は失点しない程度に行う。何が何でも得点しようとすれば、失点のリスクだけが増大するからだ。サッカーは点が入りにく
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