森内俊之対羽生善治という黄金カードが間近に迫っている。 1月28日の棋聖戦2次予選3組決勝が、引退後に十八世名人と十九世名人を襲名する2人の激突となったのだ。棋聖戦の挑戦権を争う16人による決勝トーナメント入りをかける大一番。その先には藤井聡太二冠がタイトルホルダーとして待ち構えている。 2人の対戦は'18年5月22日の銀河戦以来途絶えてしまっていた。 直近の対戦成績(といっても'14年から'18年に渡るものだが)は羽生の12勝1敗と傾いたものになっているが、名人位をかけて戦った通算9セットの戦績は森内の5勝4敗。最高の栄誉をかけた七番勝負で、七冠独占をも成し遂げた羽生に勝ち越した棋士が存在したことに改めて驚いてほしい。ちなみに通算の対戦成績は、羽生78勝、森内58勝。直近の極端な数字を差し引きすれば、実力拮抗が伝わるだろう。
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