ZARA(スペイン)、H&M(スウェーデン)、そしてGAP(アメリカ)。私たちの暮らしに身近な低価格の衣料品専門店は、世界中に広がっています。 日本発の代表格はユニクロ。海外の店舗の数が国内を上回り、売り上げはアメリカのGAPを超えて世界3位に浮上しました。中国や東南アジア、ヨーロッパなどユニクロの看板を見かける場所が増えています。 ところが最先端のファッションの発信地、世界最大の市場のアメリカでユニクロは苦戦を強いられているのです。どうする?柳井正社長。 (アメリカ総局 渡部圭司記者) 3月29日、ファッションに敏感な若者が集まるニューヨーク・ソーホー地区でユニクロの新作発表会が開かれました。世界中から集まった関係者やジャーナリストを前に、新たな商品を身にまとった長身のモデルがポーズを取ります。こうした発表会はこれまで東京で行われてきましたが、今回はアメリカでの存在感を高めたいという強い