株式会社富士通研究所(注1)はこのほど、紙や電子データ内の機密情報を部分的に暗号化し、許可された人だけが特定の暗号化された領域を閲覧することができる技術の開発に、世界で初めて成功しました。本技術により、印刷物や電子データを配布する際に、個人情報など漏えいを防ぐ必要のある部分のみを暗号化することが可能になり、ドキュメントのセキュリティが大幅に向上し、安心して組織内外での情報共有を行うことができます。 本技術のソフトウェア製品への適用事例は、6月13日に目黒雅叙園(東京都目黒区)、7月9日にホテル阪急インターナショナル(大阪府大阪市)にて、株式会社PFU(以下、PFU)(注2)が開催する「PFU ITフェア」(注3)にてご覧いただけます。 開発の背景 近年、個人情報漏えい事件が多発し、2005年4月には個人情報保護法が施行されるなど、特に個人情報を多く抱える企業や自治体には大きな課題となってお