PHPStan (PHP Static Analysis Tool)はコードを実行せずに検査できるツールです。本稿では業務アプリケーションにPHPStanを導入するまでに押さえておきたい事柄を記述します。 導入 PHPStanは本稿記述時点の1.9.x系において、PHP 7.2以降で実行できます。PHPStanは composer require --dev phpstan/phpstan でのインストールが基本です。 プロジェクトルートの phpstan.dist.neon に、以下のように記述してください。 pathsには実際にPHPファイルが格納されているディレクトリを指定しましょう。たとえばフレームワークによっては app inc public のようなディレクトリに配置されているかもしれません。 levelは現在のところ1〜9が定義されており、文字列の"max"を指定することで将
この記事はPHPStan開発者のOndřej Mirtesによって2022年4月26日にPHPStan Blogに書かれた記事を翻訳したものです。 phpstan.org 条件付き戻り値型 (Conditional return types) この機能の大部分はRichard van Velzenが開発しました。 PHPStanは初リリース以来、関数呼び出しで渡された引数によって様々な型を返す方法を提供してきました。いわゆる動的戻り値型拡張(dynamic return type extensions)は非常に柔軟です。実装できる任意のロジックによって型を解決できます。しかし、PHPStan拡張の核心となるコンセプトには学習コストがかかります。 PHPStan 0.12ではジェネリクスが導入されました。これはPHPDocの特別な記法によって動的戻り値型拡張が必要だったケースの一部をカバーし
こんにちは。福島です。今回はFuelPHPというPHPのwebフレームワークを使用したプロジェクトに、PHPStanという静的解析ツールを導入した時、解析対象のクラスの拡張元クラスの読み込みがうまくいかず困りましたので記事にしたいと思います。 静的解析ツールとは PHPStanについて FuelPHPにPHPStanを導入 前提条件 インストール方法 使い方 設定 FuelPHPに導入する際の拡張元のクラスの読み込みの設定 解決策 まとめ 参考資料 静的解析ツールとは コードを実行せずにコードをチェックするツールです。 今回ご紹介するPHPStan以外にも様々な静的解析ツールがあります。 ツールごとにどういった観点でコードをチェックするかが異なりますので、用途に合ったものを適宜選択していく必要があります。インデントを整えるもの、コードの中のバグを見つけるもの、依存関係の確認をするものなど様
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