恋愛小説、ラブソング、詩集…などなど、恋をすると様々なジャンルで「キュンとする言葉」や「共感できるフレーズ」に出会ったりしますよね♪ そのような胸に染みる言葉を綴った日本最古の代表作といえば…あの有名な「万葉集」です。 「万葉集は、今から約1300年前に編まれた、日本で最も古い歌集です。全20巻で構成され、じつに4516首もの和歌が収録されているんですよ。また、天皇から貴族、官人、庶民まで色々な身分の作者がいるのも特徴。当時都のあった奈良のほか、越中富山や、九州太宰府、東の国まで幅広い範囲で歌われたものを集めてあります」 と教えてくれたのは、万葉集研究家で『女と男の万葉集』の著者である、桜川ちはやさん。これだけたくさんの数の歌が収められていれば、恋がテーマとなった歌もかなり多そう! もしかしたら、昔の恋の歌から当時の恋愛事情が知れるかもしれません! …というわけで、今回は万葉集に収められた