(CNN) 米首都ワシントンで開かれた「私たちの命のための行進」で演説に立った高校生、エマ・ゴンザレスさん(18)。フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件で死亡した同級生ら17人の名を読み上げると、そのまま壇上で沈黙した。 6分20秒。 犯人が銃撃を続ける間、教室に隠れて身を潜めていた時の感情を、ゴンザレスさんは沈黙で表現した。ある専門家はこの演説を、「米社会運動史上、最も声高な沈黙」と評した。 「私は18歳のキューバ系で、バイセクシュアルです」。ゴンザレスさんは米ファッション誌ハーパーズバザーに寄せたエッセーで、自己紹介をそう切り出している。 2月14日、フロリダ州マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で銃乱射が起きた時には、講堂に隠れて事件に関する情報をグーグルで検索し、警察が駆けつけるまで、周りにいた生徒たちを励ました。 父は1968年にキューバから米ニューヨークに亡命した弁護士。母は