女性の研究職への進出 水野 紀子 大学院法学研究科・法学部 総合法制専攻 (法科大学院)教授 1978年東京大学法学部卒業。1978年東京大学法学部助手。1983年名古屋大学法学部助教授。1991年名古屋大学法学部教授。1998年東北大学法学部教授。2000年から東北大学大学院法学研究科教授。著作は、『日本民法施行100年記念 民法学説百年史』(三省堂、1999年)、『家族法判例百選(第6版)』(有斐閣、2002年)、『家族―ジェンダーと自由と法』(東北大学出版会、2006年) など。 法学の道へ ドナイ(機構):今日はお忙しいところインタビューに応じていただきありがとうございます。さっそくですが、現在の専門を選ばれたきっかけをおうかがいいたします。 水野紀子教授:私は高校生のときに、とにかく一生職業を持とう、働き続けたいと思っておりました。しかし当時はまだ男女雇用機会均等法ができるずっと