東京・浅草の浅草寺近くに高層マンションが建設されると景観が害されるなどとして、同寺と地元住民5人が24日、マンションの計画を許可した東京都や、建築確認を行った指定確認検査機関を相手取り、許可などの取り消しを求める訴訟を東京地裁に起こした。 訴状などによると、都は大手不動産会社の申請を受け、2月に地上37階建て高さ約130メートルのマンション建築計画(693戸の入居を予定)を許可、7月に建築確認が行われた。2012年の完成を目指し、今月着工している。同寺の周辺は低層住宅が多く、建設予定地は同寺から約400メートルしか離れておらず、「浅草寺周辺の景観に悪影響を及ぼす」と主張している。 東京都の佐藤千佳建築指導課長の話「訴状を見た上で必要な対応をしたい」