国会議員が本会議や委員会で質問する時は、前日までに、答弁者に対して内容を通告することになっている。だが、この答弁の準備が霞ヶ関の官僚にとって悩みの種だ。遅くまで質問項目を通告してこない議員がいるため、どの省庁が答弁を作成するかも分からないまま、多くの省庁の官僚が無駄に夜遅くまで足止めされる結果になっている。 官僚の側もさすがに我慢ならないようで、通告が遅れた議員のブログには、「早く質問を出してください!官僚にも家庭があります」といった恨み節ともとれるコメントが書き込まれ、炎上気味になるケースも出ている。 「オール霞ヶ関であなたの質問が出てくるのをずっと待っています」2013年3月12日夕方に衆院予算委員会で質問に立っていたのは、みんなの党の杉本和巳衆院議員(比例東海)。約20分間にわたって、原発警備への自衛隊の出動、北方領土の「ビザなし交流」、「1票の格差」について質問した。安倍晋三首相や