「桜を見る会」、IRをめぐる汚職事件、相次ぐ閣僚辞任……。長期政権をどう追及するのか。AERA 2020年2月10日号では、野党第1党の大番頭である福山哲郎・立憲民主党幹事長に通常国会の戦略を聞いた。 【写真】参院予算委で憮然とした表情で野党からの質問を受ける安倍晋三首相 * * * ──「桜を見る会」の問題への野党の追及は、通常国会でも続いています。安倍首相の答弁をどう見ていますか。 実は昨年も、私は同じ言葉を使って安倍首相をただしました。その言葉は「否認」です。ここで言う否認とは「不快な事実に直面した際に、圧倒的な証拠があるにもかかわらず、それが真実だと認めず拒否すること」だと考えています。桜を見る会の疑惑に対する安倍首相の姿勢は否認そのもの。そして、この否認の姿勢は森友・加計疑惑の頃から悪い意味で一貫しています。通常国会が開く前、私は多くのメディアの方から「桜を見る会は追及される