東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言を巡り、陸上男子400メートル障害の世界選手権銅メダリスト、為末大さん(42)が9日、毎日新聞のインタビューに応じ「私は辞任したほうがいいと思う」と語った。主なやり取りは次の通り。【聞き手・倉沢仁志】 記者 (発言に)触れた当初は? 為末さん 全容がよく分かっていなかった。全文を見たのが週末。私の印象としては、女性差別というよりも、感覚としてはマイノリティーの人たちが会議で感じる息苦しさが、全部「わきまえておられる」というものに集約されているような気がした。何となく女性差別というのもだけど、これって自分の人生でも経験があるし、している側かもしれないし。情報を集めて、公式見解を書こうというところに夜、(ゴールドマン・サックス証券副会長として活躍した)キャシー松井さんと話をして、二つの大きなインパクトがあった。一つ
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