「いきなり!ステーキ」海外1号店の開店記念式典でテープカットするペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長(中央)=2017年2月23日、米ニューヨーク・マンハッタン 【ニューヨーク時事】ステーキ店チェーン「いきなり! ステーキ」などを運営するペッパーフードサービスが、現在4店舗を展開する米ニューヨークからの撤退を決めたことが2日、分かった。 【グラフ】新型コロナウイルス 世界各国の状況 立ち食いなど日本で成功した斬新なスタイルでステーキの本場に挑んだが、客足が伸びずに苦戦。新型コロナウイルス感染拡大による営業停止も追い打ちとなった。 「いきなり!」は2017年、ニューヨークに海外1号店をオープン。中心部マンハッタンで店舗を一気に11店まで増やした。18年には米国での知名度向上などを狙い、日本の外食チェーンとして初めてナスダック市場に株式を上場した。 しかし「高級ステーキ店の半額以下」(一瀬邦夫