国会内で釈明の会見をする中川財務・金融相=16日午後0時53分、河合博司撮影 中川財務・金融相は16日、ローマであった主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の記者会見でもうろうとした状態でかみ合わないやりとりを繰り返した問題で、国会内で記者団に「風邪などの薬の飲み過ぎだった」と釈明した。政府・与党内からも批判が出ており、野党は中川氏の辞任を求める構えだ。 中川氏は「風邪などの薬を朝昼晩と飲み、体調が合わなかったうえ、(飲んだ)量が多かった。申し訳なかった」と釈明した。飲酒については「前の晩は飲んだが、記者会見の前は飲んでいない」とし、進退は「総理の判断だ」と述べた。 その後の衆院財務金融委員会で、中川氏は「記者会見の場面で風邪薬などの影響が出て、報道で出たことは私自身も反省している。会議の目的は十分達した」と釈明した。 この問題について、河村官房長官は同日の記者会見で、中川氏