海底で機雷が爆破され、水柱が上がった=関門海峡 【貞松慎二郎】海上自衛隊下関基地隊は13日、関門海峡で発見された機雷(長さ約2メートル、重さ約900キロ)を関門橋の北東約6キロの水中で爆破した。水深15メートルの海底に固定した機雷に8キロの爆薬を仕掛け、300メートルの電線でつないで発火。高さ100メートル以上、幅約60メートルの水柱が上がった。 6月29日にしゅんせつ業者が見つけた機雷で、太平洋戦争末期に米軍のB29爆撃機が投下したものという。基地隊は人家に影響が及ばないように移動させた上で、この日は掃海艇2隻が出て、陸上の支援要員を含め総勢約100人が参加。午前10時半に爆破されると、周囲に「ドーン」という音が響き、振動は爆破地点から約500メートル離れた海上にいた報道陣にも伝わった。基地隊は「無事成功した」と説明した。 最新トップニュース