福井県敦賀市で廃炉作業が進められている研究用の原子炉「ふげん」について、国と日本原子力研究開発機構は、原子炉本体の解体をより安全な方法に切り替えるとして、廃炉作業が完了する時期を7年延期し、2040年度に変更したことを明らかにしました。 新型転換炉と呼ばれる研究用の原子炉「ふげん」は2003年に運転を終え、2033年度の完了を目指し、廃炉作業が進められています。 8日は文部科学省と原子力機構の担当者が福井県庁を訪れ、計画の変更を説明しました。 それによりますと、来年度から予定していた原子炉本体の解体方法を検証した結果、より安全な方法に切り替えることにしたということです。 解体作業は放射線を遮るため、原子炉本体の上に設置したプールの中で行う予定ですが、放射性物質を含んだ水が漏れるリスクを減らすため、プールと原子炉本体を直接溶接する方法に変更するということです。 遠隔で溶接する機器の開発などに