ロシアからの侵攻を受けるウクライナのザルジニー軍総司令官は、1日公表された米CNNへの寄稿で、今後5カ月間で無人兵器やサイバー戦を核とした新たな戦術システムを整備する方針を示した。米欧から支援が減少することを想定し、ロシアに勝利するためには「より安価で、現代的で、効率が高い無人技術」が最優先になるとしている。 ザルジニー氏は「重要なパートナー国は自国内で政治的な緊張を抱えており、我々は軍事支援の減少に対応しなければならない。一方、国際的な対露制裁網には弱さがあるため、ロシアは軍産複合体を動員して、消耗戦を続けることができている」と指摘。軍への動員では、人口が多いロシアが有利だとも述べた。