読書のパラドックスは、 『特性のない男』に登場する帝国図書館司書 「全体の見晴らし」という概念 申し分ないと思っている本をこき下ろす方法 読んでいない本について堂々と語る方法 作者:ピエール・バイヤール発売日: 2008/11/27メディア: 単行本 一見安易なビジネス本のようなタイトルだが、 ヴァレリーの文学概念を支える主要な考えのひとつは、作者が無用であるだけでなく、作品も余計だというものである。(略) ヴァレリーの関心はしかじかの作品よりも作品の「観念」にあるのである。(略) 作品の観念への接近は、作品じたいにあまり近づかないからこそ可能になる。作品に近づきすぎると、その個別性のなかに迷いこんでしまうからである。 てな引用を読めば、中身を読まなくても大体の見当はつくし、まあそれで済ませて問題がないといえばない、仮にどこぞのパーティーwでこの本の話題になった場合、ヴァレリー薀蓄を披露し