「声が国に届いた」「月曜以降はどこで…」−。厚生労働省が2日、日比谷公園(東京都千代田区)に設置された「年越し派遣村」に集まった元派遣社員らに講堂を開放したことに、派遣村の人たちからは喜びと不安の声が漏れた。 同日午後8時前、「年越し派遣村」の湯浅誠村長が増え続ける宿泊希望者に対し、徒歩で5分ほど離れた同省講堂の開放決定を伝えた。 「やったー」。肌寒く、時折冷たい風が吹く公園内には、拍手も響く。湯浅村長は「あす、あさってには宿泊希望者はもっと増え、限界に来る。昼に対応を申し入れたが、政府は開村から3日目にようやく講堂を開放した」と対応の遅れを批判。一方で「皆さんの声が国に届いた。歓迎したい」と話した。説明会の終了後、体が弱かったり、不自由な人の移動方法などで質問も相次いだ。 また、講堂の使用期間は、同省が業務を開始する5日月曜日の午前9時がタイムリミットに。派遣村の人たちからは「月曜