DNSぜい弱性によって全世界の1/3のユーザーが危険にさらされた 米アイオーアクティブ ペネトレーション・テスティング・サービス ディレクター ダン・カミンスキー氏 2008年7月に大きな問題となった「DNSキャッシュ・ポイズニング」(関連記事1,関連記事2)。DNSぜい弱性の研究者として有名なダン・カミンスキー氏は「8月末時点で全世界の3分の1のユーザーが危険な状態にあった」と語り,まだ危機が去ったわけではないことを示唆した。 DNSキャッシュ・ポイズニングは,DNSサーバーに偽の情報を埋め込む攻撃。エンドユーザーを偽のWebサイトに導いたり,メールを悪意あるサーバーに配送させたりといった被害を起こす危険性がある。ネットワークのインフラストラクチャを狙った攻撃だ。 2008年10月5~10日に開催されたセキュリティ・カンファレンス「Black Hat Japan 2008」のために来日し