スタックオーバーフロー対策をする場合、関数の入口でチェックすれば大抵対策可能なんだけど、それだと対策漏れの可能性があるから、例えば、strcpyの代わりにstrncpyあるいはもっと高機能な文字列関数を使うことが当然になってきました。 これは、入口でのチェックだと漏れやすいから、脆弱性が発生するその箇所で対策するという考え方にシフトしているのだと私は考えます。 Webアプリケーションの場合も同様で、XSSやSQLインジェクションの対策は、脆弱性の発生する箇所、すなわち、HTMLの生成とか、SQLの呼び出しの時点で行います。いや、これらは「セキュリティ対策」ではなく、全ての文字を扱うために必要なエスケープ処理に過ぎないので、例がよくないですね。例えば、パストラバーサル脆弱性対処のためのファイル名の確認は、ファイルをオープンする直前(ファイル名を使う直前)に行うべきだ、という考え方です。 スタ