本連載は、Adobe Acrobatを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第143回は、OfficeアプリとAcrobatで作るPDFの違いについて紹介する。 昔から、ExcelやWordなどのOfficeアプリには「Microsoft Print to PDF」という仮想プリンター機能が搭載されており、標準で文書をPDFファイルに変換することができる。そして、Acrobat DCをインストールすると保存メニューには「Adobe PDFとして保存」、印刷メニューには「Adobe PDF」という仮想プリンター機能が追加される。 実は、OfficeアプリのPDF作成機能の一部は、Acrobat DCと挙動が少し異なる。同じ元ファイルから作成したPDFファイルを利用する際、同じように動作しないことがあるのだ。これはあくまでそれぞれのアプリの仕様となる。決して、バグっているわけではない。