Task Spoolerは、バッチ処理させたいタスク群をシェルからキュー(待ち行列)に直接登録するためのユーティリティだ。その使用法は簡単で、特別な設定も必要とせず、またキューに登録したコマンドの確認と編集も行える他、こうしたコマンド群からの出力も随時確認できるようになっている。 Task Spoolerの機能に関しては、atといったバッチ処理の遅延実行ツールと似ている部分も存在する。つまりTask Spoolerもatも、複数のキューが扱え、そこに登録しておいたコマンド群を後から実行させるという点は共通しているのだが、キューに登録したコマンドの実行結果については、atの場合はユーザにメール送信されるのに対して、Task Spoolerの場合はコマンドラインにて直接確認できるのだ。またTask Spoolerによる処理そのものも、個々のコマンドを指定時刻に実行させることではなく、ごく単純に