日本人の米株投資家が必ず一度は考えるのが、為替ヘッジについてだと思います。 シーゲル本は主にアメリカ人が対象になっているので、彼らがアメリカ株を買うことは為替リスクを伴いませんが、僕らにとっては事情が違いますよね。 将来的に上がり続ける期待を持てる株式と違って、為替は激しい上下運動を繰り返しているようにみえる。 僕たち個人投資家は、この為替リスクについてどのように考えるのが正しいだろうか? 結論から言うと、僕は為替ヘッジは必要ないと考えていて、その理由を説明していきたいと思う。 1. 通貨リスクの分散 あなたが円を外貨に替えずに持ち続けた場合、為替リスクは定義上ゼロになる。 では、円を持ち続けることが、自分の資産を安全にする最適解なのだろうか? ここでは賭博破戒録カイジ1巻に出てくる兵藤会長の名スピーチを聞いて欲しい。 この後の兵藤会長のセリフは、 「常にリスクの分散は怠らないっ・・・・・