都内で開催された障害者プロレス興業「ドッグレッグス(Doglegs)」で対戦する盲目のレスラー「ブラインド・ザ・ジャイアント(The Blind Giant)」(左)と聴覚障害レスラーの「陽の道(Hinomichi)」(2011年10月8日撮影)。(c)AFP/Noboru HASHIMOTO 【11月11日 AFP】流線型のサングラスに迷彩柄パンツという出で立ちの日本人レスラー鶴園誠(Makoto Tsuruzono)は、相手を挑発しながら無敵のオーラを発していた。試合開始のゴングが鳴ると不運な「胸男」はほとんど何もできず、鶴園のたくましい腕から雨あられのごとく降り注ぐパンチをかわすしかなかった。 この2人の男たちは車いすに乗っているが、レスラーとしての人生に自分たちの障害が壁になっているとは思っていない。「この障害者プロレスだけは誰にも負けないと言える、言い続ける自信がある」。勝利した