コロラド・ロッキーズでプレーしていた頃の吉井理人投手(当時)を訪ねた権藤博氏。指導者になりたての頃から野球解説者だった時期も含め、長年MLBの指導ノウハウの勉強を欠かさなかった権藤氏らしいひとコマ。吉井氏とは一軍投手コーチ同士として、来年には対決することとなる TV番組で特集されていたレッドソックス・松坂大輔のコメントに言葉を失った。 今季途中に右肘靭帯を損傷して戦線を離脱。トミー・ジョン手術を受けた松坂は、身体の異常を感じとったのは西武時代からだったと告白したのである。 松坂の言葉には、高校生でスターとなり、休む間もなくマウンドに立たなければならなかった男の苦悩がにじみ出ていた。身体の悲鳴を感じても、彼はマウンドに立ち続けていたのである。 改めて訴えたい。 日本のピッチャーは投げすぎているのではないか? 彼らの肩やひじは守られているのか? 成長期にある子供の身体的影響よりも日程を優先する