コンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)、決勝の舞台となる「マラカナン」は、サッカー好きであればバルセロナのカンプノウと並んで、誰もが一度は訪れてみたいスタジアムであろう。来年のワールドカップ(W杯)決勝も、マラカナンで開催されることがすでに決まっており、3年後のリオ五輪でも開幕式と閉幕式で使用されるそうだ。かつては20万人という途方もないキャパシティーを誇ったマラカナンも、その後は安全性重視の観点から改修の際にスタンドの規模も縮小され、現在は約7万5000人収容で落ち着いている。それでもマラカナンの威容が削がれることは決してない。カナリヤ色に埋め尽くされたスタンドを見たとき、久々に童心に戻ったような高揚感を覚えた。 大会3連覇を目指すブラジル、そして南アフリカW杯とユーロ(欧州選手権)に続く3冠に挑むスペイン。この夢のファイナルは周知のとおり3−0でブラジルの圧勝に終わった。前回のコ