8月18日の試合、プレー中のふたり。ちなみにイチローが好きなピザ屋が球場から100キロほど離れていたので、ボットはチームスタッフに1時間半かけてクルマで運んでもらったそう。 ちょっと前の話になるが、マイアミ・マーリンズのイチローとシンシナティ・レッズの主砲ジョーイ・ボットがお互いに「ジャンクフード」を差し入れし合い、周囲を笑いの渦に巻き込んだ。メジャーの野球シーンで、ときたまお目にかかるユーモアとセンス。アメリカ野球のおおらかさとも感じる。 8月18日、シンシナティでのことだった。どこで聞いたのか、イチローのロッカーに彼が数年前まで好んで食べていた「カリフォルニア・ピザ・キッチン」のプレーン・チーズ・ピザが大量に運びこまれた。その数は51枚。選手、関係者が山積みされたピザを見て「クスクス」と笑っていると、ちょうどそのときイチローがクラブハウスに入ってきた。ピザの山を視界に捉えた瞬間、イチロ