長編マンガ「頭文字D(イニシャル・ディー)」が先日7月29日(月)発売の「週刊ヤングマガジン」で最終回を迎えました。1995年に連載開始というから足掛け18年というロングランです。北関東の峠を中心とした公道を舞台に主人公の藤原拓海とライバルたちがスポーツカーでマッチレースを繰り広げるというストーリーです。ぎりぎりリアルな走りを迫力のある絵柄で描き切り、その人気は社会現象にもなりました。自動車業界に与えた影響も少なくありません。 特にこのマンガを際立たせたのは、主人公の駆るマシンがハチロク(AE86)という希代の名車(!?)であったことでしょう。 もともと走行性能は折り紙付きとはいえ、連載当初としてもとっくのとうに過去のクルマ。初めはバカにするライバルたちが、そのハチロクにあっさり抜き去られていく痛快さにしびれたものです。 また、そんなライバルたちのマシンも80年代から90年代を代表する名ス