吉村市長ら、都構想へ再始動=大阪市が住民説明会 大阪市の大都市制度改革に関する住民説明会が31日夜、此花区で開かれた。現行の行政区の権限を強める「総合区」制度に加え、市を廃止して「特別区」に再編する考え方についても説明し、市民に理解を深めてもらうのが狙い。特別区への再編は、吉村洋文市長や松井一郎大阪府知事が掲げる「大阪都構想」の中核を成すもので、両氏が都構想の実現に向け、再始動した形だ。 吉村氏は説明会の冒頭、「今の大阪市と大阪府のままでいいのか、皆さんに考えていただきたい」と呼び掛けた。 総合区制度の素案は5パターンあり、残る23行政区での説明会開催を経て、今年度末までに1案に絞り込む。都構想は昨年5月の住民投票で僅差で否決されたが、同11月の府知事・大阪市長のダブル選で、再挑戦を訴えた松井、吉村両氏が当選したことで仕切り直しとなった。 総合区制度は公明党が提案し、府と市が素案を