いよいよ本日、インターネットでラジオが聴ける「ラジコ」がタイムフリー聴取に対応した。過去1週間分の番組を後から聴けるようになったことで、ラジオ聴取環境は激変したといえるが、ラジコを考案した関西大学の三浦文夫教授によれば、ラジオの進化にとって今回の動きは「フェーズ3まであるとすれば、やっとフェーズ1が終わったくらい」(以下、発言は三浦教授)の段階なのだという。ラジオは今後、どんなメディアになっていくのだろうか。三浦教授への取材をもとに展望する。 3フェーズで展望するラジオの将来 ラジコを考案し、権利者から許諾を得たりシステムを設計したりと実用化に奔走した関西大学社会学部の三浦文夫教授。音楽や映画など、様々な文化とラジオを通じて出会ったと語る三浦教授は、ラジコを進化させることで、「ラジオを新しいメディアとして再規定」しようとしている ラジコはPCやスマートフォンを通じ、ラジオ番組をネット経由で