最近の謝罪記者会見で、「謝罪」が明確に見えて来ない。「謝罪」に対して真摯であるとか誠実であるという以前に何かが欠けているように見える。 小保方さんや一連の食品偽装事件の記者会見で代表されるが、最近の謝罪を目的とする記者会見を見て思うことは、 謝罪会見の内容そのものに誤りがあったり正確性に欠けている 長い時間会見を行っているわりに肝心の質問の内容に答えていない ということである。 広報のプロの間では、「謝罪会見は一度が鉄則」だが、最近では何度もやるのが常態化されつつある。間違えれば直せばいい、とお気軽に考えているのかわからないが、ある意味、謝罪会見に慣れすぎて雑になっているのと、説明の不正確さが「隠蔽」ととらえられてしまうリスクを「危機」と認識していないように感じられてならない。 また、「不正」や「偽装」を「軽度の誤り」「ミス」とし、その原因については「不勉強」「不注意」「未熟」と言ってはば