田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る イラスト/ウノ・カマキリ ジャーナリストの田原総一朗氏は、安倍政権下の一連の疑惑について、自民党内部へ疑問を呈する。 【この記事の画像の続きはこちら】 * * * 1月20日から衆参本会議が始まったが、朝日新聞は「『疑惑国会』開幕」と報じた。たしかに「桜を見る会」「カジノを含むIR汚職」、そして「経産、法務2閣僚の辞任」など、疑惑満載の国会である。 そして、安倍晋三首相は施政方針演説で、これらの疑惑についてはまったく触れなかった。 それに対して、22日の代表質問で、立憲民主党の枝野幸男代表は、「桜を見る会」前日の懇親会