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JR北海道は18日、宅配大手・佐川急便(京都市)、タクシー会社・天塩ハイヤー(幌延町)の両社と連携し、宗谷線稚内―幌延間を走る普通列車で荷物を運ぶ「貨客混載」事業を始めた。国土交通省によると、鉄道会社と宅配業者、タクシー会社による貨客混載は全国で初めて。 同区間はJR北が「単独では維持が困難」とする線区に含まれる。乗客が少ない列車のスペースを活用して収入を増やすことに加え、地方の物流サービスに貢献することで交通インフラ会社としての企業価値を高める狙いがある。 18日午前、JR稚内駅で出発式をした後、佐川急便稚内営業所から集配車で運ばれてきた専用ボックス4箱を、佐川のドライバーが列車の座席シートに積み込んだ。列車は荷物と数人の乗客を乗せ、約1時間かけて60キロ先の幌延駅に到着。今度は天塩ハイヤーの運転手が荷物をタクシーに積み替え、幌延町内の配達先に届けた。 乗客の男性は「車内はいつも…
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